気まま日記 10/7 2
・アニメについて
夏目友人帳、知ってはいたのに、偏見で見てこなかったことを悔やんでいる。
とても面白いので、なぜ面白いかを、自分なりに考えてみた
1、ニャンコ先生が可愛い
これはシンプルで、重要なことだと思う。
あんな可愛い生き物を見た事がない。
2、多幸感に満ち溢れた日常、そして暗い過去
誰かに優しくしてもらうとする。
それをとっても嬉しいと思うのだけど、同時に申し訳なくもなる。
場合によっては、その優しさを跳ね返してしまうこともある。
これは、誰もが経験したことなのではないかなと思う。
この日常が、ずっと続けば良いのにと夏目は思っていて、人々の優しさに触れ、大切なものを見つけられた。
「あの人たちはそんなに悪い人たちじゃなかったのかもしれない」と思えたり、「あの時も、話しかけてくれた奴がいた」と気が付けたりする。
これはとても大きな成長であり、同時に弱さにもなる。
夏目は優しくなりすぎて、「自分が脆くなった」と感じる。
暗い過去に対面する時の夏目に、暗い過去の夏目の描写に、感情移入してしまう。
そういえば、今日、「塔子と滋」の回を見て、改めて思った。このアニメは、すげえなあと。
ラストシーンでの夏目のセリフ、塔子のセリフ、それで一気に深みが増す。
葬式の時の夏目の後ろ姿を思えば、今がどれほど幸せなのだろう.......と、くらくらしてしまう。
3、妖怪に脅かされる幸福な日々
そんな夏目を追い詰める悪い妖怪が出る度に、本気で夏目が心配になり、応援したり出来る。
素晴らしい。
4、妖怪と人間の、決して交わらない時間
妖怪にとって「取るに足らない時間」「暇潰し」が、人間にとっての「一生」であるという切なさが、この作品のドラマ性をより引き立てている。
5、今は亡き大切なもの
そして、この物語には度々「今はもう居ないもの」というモチーフが出てくる。
僕はこの「今はもう居ないもの」というものに、とても弱い。
夏目友人帳で最も重要な「今はもう居ないもの」というのが、夏目貴志の祖母、夏目レイコなのだろう。
どっちかって言うと、こっちの方が主人公っぽい時もあったり(笑)。
群像劇のようなので、夏目側から見た世界、友人、家族など、大切なものから見た世界を描いていて、感動がより一層増す。
僕が詩を書いたりする上で、こういう多幸感や焦燥感などは描けないので、凄いアニメだなあと、なおさらに思う。(今更だけど、原作は読んでません。すごいマンガってのが正しいかも)。
好きな回とかを、改めて書き出してみたりしたいくらい、ハマって見ている。
何故か前半を見れていない(嫁がみている流れで見始めてしまったので)ので、シーズン6まで見終えたら、シーズン1から見ると思う。
ニャンコ先生との出会いとかわかってないのが、また面白い(笑)
変な見方をしてしまって後悔もしているけど、逆に泣けてしまいそうだとも思うので、楽しみだ。
(評するのが苦手なので、よく分からない文章になってしまったかもしれません。
ただ、夏目友人帳面白いってことを書きたかったです)