うたもち現代詩

詩を書き連ねる場所

No.171 従者

 

 

一日中煙草でも吸って
意味の無いことを考えていたい


改札でごった返す人の波も
通学路で遊ぶ賑やかな声も
憂鬱な顔をして佇むビルも
何も無い一日を ただ過ぎる一日を


求めながら 彷徨う頭の中は
何処までも広がる空洞のようで
見渡しても 音を鳴らしても
果てなど無く広がり続ける空間のようで


足を取られ 髪を引かれ
喉元に突き出された 鎌の色を覚え
ほくそ笑むそいつの眼差しの中に
笑い返す自分を見つける

 

一日中紫煙でも吐いて
意味のあるものを捨て去りたい


一日は終わり 一日は始まり
ただ過ぎる時間は 追い立てるためにあり
焦りながら 戸惑いながら 進むしか無く
それ以外に 何の手立てもなく 立ち向かうしか無く