うたもち現代詩

詩を書き連ねる場所

No.249 苛立ち

 

 

革靴の男が何を考えているのか

視界の隅で足をパタパタとさせ

気にしないようにしても無駄で

荒んでいくのが分かる 心臓の方

 


重たい荷物を預かり 家までに片手は痺れて

無意味に震えている 家はまだまだ先にある

眠れない夜を過ごし 出かける時の重たさも

変わらずにかかって また眠れない夜が来る

 


睡眠薬というものは迷信であると感じた

そいつは喉を通って腹に溜まっただけだ

腹の中でそいつが喋りかけてくるからだ

こんなにも疲れているのに眠れないのは

 


また愚痴のような詩を書いていると

詩と呼べるのかもわからないままだ

出す時に出しておかないといけない

革靴を切り裂いてしまいそうになる