うたもち現代詩

詩を書き連ねる場所

No.180 草臥れた暇人

 

考え過ぎて頭の中が地獄のように燃えたぎる時
氷山の中 或いはかき氷の中を掻き分けてみる
しかし 頭の中は相変わらずマグマが渦巻いている
いくつもの試練 思い 記憶 そして月々の支払い…

 

さて 夕暮れ時も終わってしまった
今日という日にさようならを言うのも間近だ
悲しいことに何も出来なかった一日
金を数えてみてもあと半月も持たない

 

妄想の産物だとしても 嘘に塗れた物体だとしても
僕は信じ続ける何かが欲しい 疲れて何も出てこない
余裕がある時なら きっと大きな龍が現れて
僕の頭を撫でて慰めてくれるだろうに

 

上の階からドタドタと足音が聞こえる
それを聞くと 頭を叩かれているように感じる
子供と遊んでいるのだろう 幸せなことだ
下の階の住人の憂鬱は御構い無しなようだ

 

疲れというものが金に変換出来るのであれば
世の中の人々はもっと幸せになるだろうに
いや むしろ金を稼ぐために疲れているのか
ならば僕は何故こんなにも疲れているのだろうか?

 

何もしたくない一日 何も出来なかった一日
疲れだけがたまり 金はそっぽを向く一日
まぁ こんなもんだろうと開き直ってやろう
現実逃避をして 僕は夢想への旅支度をする