No.135 少女とウサギとヒツジ

 

こそこそ話す


ウサギの群れが


夢見がちな


少女の


夢の中で


陰口を叩くたび


少女は


うなされて


首元を掻いて


明日の


6時間目の


心配をしながら


放課後の


友人たちとの


関係を

 

模索していると


ウサギたちは


夢から出て


ヒツジたちが


代わりにやって来るのは


人々への恐怖心を


反映させているからであり


ウサギの残骸は


ヒツジたちの


寝床になっている