No.124 8月25日

 

わかってはいてもわかりたくないこと

自分では変えられないもの

それが自分のためにならなくても

まとわりついて離れないこと

 

普通を装わなければいけない日々

仮面を代わる代わる付け替えなければいけない

僕は誰なのか 誰が僕なのか

わからなくなる日々のこと

 

絶え間なく積まれる憂鬱

嫌いなものと好きなものの矛盾

頭だけが冴えてしまう5時半

全てが電車に轢かれて仕舞えば良いのに

 

広くなった部屋 自由になった時間

愛おしく思えるもの 僕の変わらないこと

洗濯物が外されたハンガーだけが

何かがそこにあったことを知らせている

 

もっと残酷になれれば良いのに

もっと見えなくなれば良いのに

数えてみればキリがない

悩ましい昨日までの出来事

 

壁に飾った僕の絵は

今日も変わらずにこちらを見て

何故帰って来たんだ?と

やけに不機嫌そうにしている