うたもち現代詩

詩を書き連ねる場所

No.117 今いる場所

 

君の傷ついた心が温かいほど


切なくなる気持ちはとても綺麗で


けれどもそれは残酷で 現実の中で


汚く塗り潰されてしまうよ

 

 

少女のように 少年のように


女のように 男のように


それは全てが 誰かの決め事


傷つくばかり 心は満たされず

 

 

恋は何かと尋ねても返事は無くて


愛が何かを尋ねてくるけれど返事は出来なくて


またぽっかりと穴をあけて


心の中に痛みを仕舞い込む

 

 

何年経てば その痛みが


瞬く星よりも綺麗な輝きを放つだろう


何年経てば この苦しみが


羽ばたく鳥よりも 空高く昇るだろう

 

 

返事はなくて 返事を出来なくて


膝を抱えて 座り込んだら


そこから見える 景色をなぞって


今いる場所だけを遺している