うたもち現代詩

詩を書き連ねる場所。

No.53 easy

 

それは数をこなせば簡単なことだろう
ましてや深く考える必要もないだろう
アルコールに任せインクに滲ませよう
暗がりに虹を描くアルカロイドのよう

 

パーキングエリアに高級ホテルを停め
カクテルをバスルームに注いでいる彼
変に宗教を知ったかぶりする老いぼれ
ギターに乗せ布教活動に忙しい夕暮れ

 

頭を吹っ飛ばすショットガンを買って
チョコとチーズと弾薬も忘れずに揃え
甘さに少しの酸味を与えながら携えて
近くに来たらすぐに殺めるように構え

 

老いぼれを追い出しジャンキーは歌う
警官たちが来れば罵倒で蜂の巣にする
冷たくなりすぎた水道の水を飲み笑う
「馬鹿になりたきゃ酒を飲め」と叫ぶ

 

「頭がおかしいからあの人のように」
なってはならないという手本となろう
「勉強をしなければあの人のように」
なってしまうという重要人物となろう