うたもち現代詩

詩を書き連ねる場所。

No.18 透明な風景

屈辱は自分の背中に積まれて数を増やし

押し潰された身体が悲鳴をあげる

何にも影響されないと誓ったあの日に

全てに影響されていたと気付いてしまう

 

自分の歩んで来た道は

今までの時間は 全て無駄になってしまう

そうなのだろうか? もしそうなのであれば

自分は自分を許すことが出来ない

 

人々の言葉に魅了され

人々の言葉に恋い焦がれる

人々の言葉を受け入れ

人々の言葉を自分なりに体現してゆく

 

しかし 人々は自分を

存在するものとして認めていなかった

人々は人 一人一人の考えだけを話し

それは自分も例外ではなかった

 

今 自分の置かれている状況は

人々から見たら透明の風景であり

そして自分が何も見えない理由も

人々を見たとしても透明な風景だからだ