うたもち現代詩

詩を書き連ねる場所

2018-08-19から1日間の記事一覧

No.229 一つの瞳

彼が変色するたびに 周りの人は笑っていた 赤に 紫に 次第に どす黒く 笑みは消え 人は消えた 動物が腐りゆく肉を咥え 虫は卵を産み付けて 彼は穏やかに減っていった やがて白い骨だけになるまで それでも 彼はまだそこに居た 人々を思い返し 動物を 虫を 全…