うたもち現代詩

詩を書き連ねる場所

2018-05-11から1日間の記事一覧

No.202 男

人通りの多い昼の街に 人見知りの男は歩いていた 心が奪われた昨日の夢の中に 車輪に擦れた一昨日の女が出てきた 百円で買った飴玉を舐めながら 笑いかけた女を映し出す星は 太陽に照らされて消えてしまった 男は気分が晴れるような気がした 要領の良さが 毛…

No.201 女

人のいない夜の街に 人影を探して女は歩いていた 心が奪われそうになった午前は 車輪に擦れた午後に殺された 百円で買えた時計を合わせて 笑いかけた男を映し出す星は 月に飲まれて消えてしまった 女は吐きそうになって座った 遣る瀬無さが 恥じらいが 一緒…